麻布十番にあるフランス発有機食材店 「ビオセボン」で買ったフランス産のBIOの粉を使い、パンの焼き比べをしました
見た目が同じに見えますが、よく見ると 片方は type150 もう片方は type65 と、数字に違いがあります
数字の違いは「灰分」といって精製具合の違いです
数字が小さいほど粉の精製度が高いことを表しています
燃やした時に灰分が残る割合を数字にしていて、
タイプ150は全粒粉
そして、タイプ65は精製度の高い白い粉です
日本ではお菓子や天ぷらには薄力粉、パンやピザ 餃子には強力粉、うどんは中力粉と、粉を使い分けていますね。
ケーキはふわふわに、パンはもっちりどっしり作ることができます。
しかし、ヨーロッパの粉はほとんどが中力粉なので、お菓子もパンも中力粉で作ります。
フランスのパウンドケーキやスポンジケーキがもっちり弾力があり、シロップをしみこませても溶けたりしません。
こちらは タイプ65 で焼いたパン
粉の風味を感じられるよう、シンプルな配合にしました
粉 150g
塩 2g
イースト 小匙1/8
水 85ml
砂糖を加えていませんが、きれいな色に焼きあがり皮もパリッと仕上がりました
中はふんわり きめの細かいしっとりした生地です
素材の味を引き立てつつ邪魔しないので、食事パンとしてはもちろん、サンドイッチにもおすすめです
そして、こちらは全粒粉タイプのタイプ150で焼いたパン
色が全然違っていますね
どっしりした仕上がり 中身は、目が詰まっていてしっとりしています
こちらの生地は、タイプ65の白いパン生地に比べ、水分の割合が高いです (30ml多く加えました)
粉 150g
塩 2g
イースト 小匙1/8
水 115ml
深い味わいの全粒粉タイプは、ハムやチーズに合わせたいパンです
作り比べると、素材の特徴や良さがよくわかります
これらの2種類の粉をブレンドして、好みのパンを作ることもできますよ
次は、いろいろな酵母で作り比べをしてみようと思っています